鎌倉 春夏秋冬お寺花めぐり 冬

うめの香り漂う冬の鎌倉

2月の中旬ごろから、ちらほらとウメの花便りが聞こえてきます。
清楚なこの花は寒風の中、鎌倉の春を告げるに、ふさわしい使者です。
ウメは古代中国から渡って来たとか、今では桜と同じように日本を代表する 花となりました。
古都鎌倉のただずまいに似合う花の一つですが、その他スイセン、ロウバイなど 冬から早春にかけて寺社境内を彩ります。
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12月 師走

秋の名残が残る紅葉が随所に残る12月。初冬の花の代表サザンカが見ごろを迎えます。 センリョウ、マンリョウの赤い実が正月の出番を待っています。
サザンカ

サザンカ
(山茶花)

10月下旬~1月上旬 見ごろ
安国論寺、源氏山公園、浄智寺など
安国論寺の本堂前に咲く紅白のサザンカ、山門の手前にも見事な大木がある。
センリョウ

センリョウ
(千両)

12月上旬~1月上旬 見ごろ
成就院など
小さな赤い実が愛らしい。縁起ものとして知られ正月飾り、生け花などに使われる。

1月 睦月

やわらかな冬の日差し、可憐に花咲く冬の花々は、スイセン・ ロウバイ・フユボタンが次々花開きはじめます。 春の兆しが見え始める頃です。

ロウバイ

ロウバイ
(蝋梅)

1月上旬~2月下旬 見ごろ
浄智寺、明月院など
枝いっぱい広げて黄色い花を咲かせ、清々しい芳香を放つロウバイは春の訪れを予感させる。
スイセン

スイセン
(水仙)

12月下旬~1月下旬 見ごろ
瑞泉寺、浄光明寺、海蔵寺、大巧寺など
雪中花とも呼ばれ気高い姿が新春の風景に映えます。やわらかな日差しのもと上品な香りを漂わせます。
フユボタン

フユボタン
(冬牡丹)

1月~3月上旬 見ごろ
鶴岡八幡宮など
鶴岡八幡宮の源氏池のほとりのボタン園では紅色、桃色の豊麗な花が見られる。

2月 如月

甘酸っぱい梅の香りに包まれる古都鎌倉。
しとやかに咲く白梅、艶やかな紅梅、情緒溢れるしだれ梅と新たな季節の到来を祝うよう。 鎌倉の早春、日本の早春。

ウメ

ウメ
(梅)

2月上旬~3月上旬 見ごろ
東慶寺、英勝寺、浄光明寺、明月院、宝戒寺など
2月になると紅白のウメがいっせいに咲はじめ、やや遅れてしだれ梅がほころぶ。爽やかな香りも魅力です。
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